2020年11月22日

緊急通報装置「助けてけれ」ズビズバー

緊急通報装置「助けてけれ」ズビズバー

 自分にも緊急通報装置が必要だと感じる出来事がありました。
 一回目は、体験室の冷蔵庫を掃除しているときに、冷蔵庫の下の奥が汚れていて手が届かないもで、車椅子のステップにお尻をおろして掃除をしているうちに床まで降りてしまいました。車椅子の座席に戻ろうとしてトライを繰り返しているうちに力尽きて、床に転げ回って1時間位が立ち、「もう無理だ」と感じて電動車椅子の横に携帯を入れた袋に手を伸ばし、助けを呼んだ。
 二回目は、体験室のトイレだった。もよおしてきたのでトイレに行って手すりにつながりながら便器に向かった。便座が閉まっていたので開けたが直ぐに閉まってきたので、また開けようとしたら立っていることが限界に来て、そのまま床に座り込んでしまった。手すりに繋がって一人で起きあがろうとトライするが力尽きる。また1時間位床でもがいていました。今度は電動車椅子の横の袋にある携帯電話を取ることもできず、人が来るのを待つしか無かった。

 どちらも、もがいていたので汗をかいていました。この時に頭によぎったのは、過去に関わった低体温症で倒れた親子のことだった。福祉サービスを利用できるように手続く中の方だった。「このままでは、危ない」と感じた。
 何時までも若くないし、今は股関節脱臼の痛みと筋力の弱体化がある中で、一人で何とかなるような自分では無いと感じて緊急通報装置というものを探し始めました。
 もちろんトイレの構造も変えないといけないと思い、同時に考えて行きことにしました。

緊急通報装置
@ iPhoneの緊急SOSとメディカルID(ヘルスケア)緊急通報
iPhoneの緊急SOSは、直接警察や消防に繋がるそうですが、メディカルID(ヘルスケア)緊急通報は、本人の基本情報(病気や服薬、生年月日、血液型、症状を打ち込んでおけて、緊急通報をしたい方を登録しておけます。複数の方でもOK。
iPhoneの両側のボタンを同時に押すと緊急通報が開いてきます。メディカルIDの登録した人に同時発信はできないようです。(実験中)でも、iPhoneやアプリに関係なく電話をかけることができます。ただ、緊急通報とは表示されませんので、ただの電話として受け取られるかもしれませんね。
緊急時に役立つ! iPhone『緊急SOS』と『メディカルID』の使い方と設定方
https://time-space.kddi.com/digicul-column/digicul-joho/20180220/2249


A 緊急通報装置「Care Go」
Amazonで約7000円です。口紅のような感じで首からぶら下げておけます。引っ張ると登録した人に同時発信、居場所もマップで知らせます。また回すと登録した人に居場所を知らせる機能もあります。変な人につけられていたりすると、登録者に知らせることができます。
 最初は、iPhone対応で作られてきたようですが、最近はAndroidでも対応しているようですが、まだ私自身よくわかっていません。
 「Care Go」アプリをiPhoneに本人と登録協力者のも入れて頂かなければなりません。「Care Go」アプリを入れる前に位置情報を「常にON」にしておかないと、うまく組み込めないようだ。複数協力者の登録が可能で同時に緊急呼出ができます。登録者が携帯の呼び出し音を小さくしていても、大きな呼び出し音で知らせます。但し、このアプリを組み込んでいないとダメです。iPhoneと「Care Go」は、Bluetooth接続をして利用します。距離は約30メートルと書いてありますが、そんなに届かないような気がします。
スマートフォンを使って緊急連絡が取れる状況ではないと言う時に緊急通報を代わりに行ってくれる「Care Go™」 https://meiya.jp/?p=43540
Care Go ヘルプメニュー
Add a New Care Go(新しいケアを追加する)
https://en.alphahom.com/pages/add-a-new-care-go


B LINE 緊急通報グループ
 これは、LINEを利用して緊急通報グループを作りました。グループの誰かが気がついて対応してくれるようにと思って作りました。
(参考:緊急時に役立つLINEの使い方緊急時に役立つLINEの使い方|https://guide.line.me/ja/features-and-columns/emergency-tips.html

文責:平井
posted by りーぶる at 12:24| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月30日

オンライン講演会 コロナ禍の「障害者の災害と避難」について考える



オンライン講演会みんなで考えよう




コロナ禍の「障害者の災害と避難」に
ついて考える 



講演

八幡 隆司 氏

(やはたたかし) 



NPO(特定非営利活動団体)法人【ゆめ風基金】


現在ゆめ風基金理事・事務局長。





yahata2.jpg

<<プロフィール>>
 1957年生まれ。知的障害者授産施設指導員
を経て、「豊能障害者労働センター」設立にも
関わる。
 1995年1月 兵庫県南部地震障害者救援本
部を設立し、全国のネットワークの協力を得
て 阪神間の障害者支援にあたる。以降様々災
害支援に当たる。それらの経験から障害者市
民防災提言集、防災ハンドブックなどを手が
ける。
 20011年東日本大震災、2016年熊本地震、
2018年の西日本豪雨でもいち早く現地入りし
支援をしている。





月日:

12月19日(土)

時間:
13時00分〜14時30分

場所:


オンライン参加(ZOOM)






12月16日(水)迄に
お申し込み下さい


お申し込みは、メール(info@cil-toyama.com)へ。
お名前・メールアドレスをお書き下さい。
要約筆記のいる方は、その旨をお知らせ下さい。




QR_064536.png




◆ゆめ風基金とは◆


 1995年、被災障害者の救援を目的に永六輔さん、小室等さんら著名
人と 障害者、支援者が呼びかけて発足。これまで被災障害者救援金・
救援活動 費は5億2500万円にのぼります。東日本大震災では、いち早
く障害者救 援活動を開始、今も障害者の生きる場・働く場の復興を応
援しています。 「一番困っているところにすばやく届ける」ことをモ
ットーに全国の障害者 団体と連携し、緊急時に備えています。
 また、障害者の立場から「防災提言」 を発信しています。





主催:自立生活支援センター富山後援:ゆめ風基金



富山県富山市新川原町5−9 レジデンス新川原1F 電話:076-444-3753 
posted by りーぶる at 23:32| Comment(0) | ゆめ風ネット富山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月05日

コロナ禍、障害者に何が起こり・どう生きるのか

コロナ禍、障害者に何が起こり・どう生きるのか

 1960年代に道を歩いていると石を投げられた記憶がある。「障害が移る」と言って石を投げてきた子どもがいた。私は、悔しくて石を投げ返しました。その時代は、障害者が地域で生活することや道を歩くことが珍しかったのかもしれないが、障害者に対する理解がそんなになかった時代であった。
 1970年代に日本では障害者解放運動が起こり、障害者差別からの解放を掲げ、「障害者と健常者が共に生きる」社会をめざして運動が行われてきました。
 今起きている新型コロナウイルスの流行は、障害者の地域生活に何をもたらそうとしているのか。障害者差別がどのように変わっていくのか。そのことに直視していくことが求められていくことになるだろう。

コロナ関係図.gif
A.これまでに見られなかった相談内容(特徴)
■利用者さんが複数のサービス事業所を利用することによるリスク
 新型コロナウイルスの感染問題が大きくなったのは4月からでした。「ある障害者のデイサービスでクラスターが発生」したことがきっかけです。(図の@実線
「そのデイサービス」を利用していた障害者の方たちが【他のデイサービス】を利用されていたことで【職員や利用者さんたちが「濃厚接触者」】と認定され、自宅待機となりPCR検査を受けられました。結果的に、全事業所(5,6箇所)が「陰性」という結果になりました。

 この問題は、これだけに留まらず、【他のデイサービス】を利用されていた利用者・職員さんが「濃厚接触者」として認定されることにより、職場を休まれたり、感染拡大予防として濃厚接触者となった利用者さんにデイサービスを休んで頂くことになっていきました。そのことにより、これまでデイサービスでお風呂に入っておられた方が自宅でのお風呂に切り替えられたり、デイサービスの利用回数を減らさざるを得なくなり、ヘルパーさんの利用が増えていきました。(図のA点線部分)

 さらに、(図のB点と線部分)「濃厚接触者」が他の日中活動系サービスを利用していた所で、そこを利用されている利用者さんたちに関わるヘルパー事業所が、訪問している他の利用者さんたちに事情を説明されて「ヘルパーさんを派遣してもよいか」という確認を行い、不安を感じる方たちが「濃厚接触者と言われる方が陰性の結果が出るまでヘルパーさんをお断りされる」方もおられました。
 また、利用者さんたちがデイサービスでの感染やヘルパーさんからの感染を恐れて利用を一時的に辞められる方たちもおられました。これは、介護が伴うものだけでなく就労系サービスでも起こっており、自宅での作業に切り替えた事業所もあります。

■利用者が外出自粛できず、ヘルパー事業所が撤退。
 もう一つは、新型コロナウイルスで3密(密集・密着・密接)の回避をはじめ、緊急事態宣言が発出され、外出自粛がで求められていましたが、そのことを利用者さんにお願いしても聞いてくれないということで、ヘルパー事業所がその方へのヘルパー派遣を終了されたり、感染の恐れから介護職が辞めていくということもありました。

■施設や病院での対応。
 施設や病院などでは、当初から面会の禁止が行われていましたが、今は家族の面会禁止まで及んでいます。

■気管カニューレの不足
 この新型コロナウィルスが肺炎を引き起こし、重症化すれば人工呼吸器をつけられる方が多くなる中、気管切開される事により気管カニューレの製造が間に合わなくなり、日常的に気管カニューレを必要としている方たちが手に入らなくなっています。
 また、手指消毒剤や使い捨て手袋などが手に入りにくい状況にあります。

■福祉サービスの提供の仕方の変化。
 移動支援や同行援護等の外出支援のサービスを受けているかなりの人たちが利用を自粛されていると聞いています。これは利用者だけでなく、事業所側も控えているようです。

A当面の問題点と課題、
■複数のデイサービス利用者に対して
 今、デイサービスにおける感染予防対策として、一人の利用者が複数のデイサービスを利用することを控えてもらっているそうです。1事業所に絞って利用してもらったり、よく利用する人だけに対象を絞ったり等の対策をされています。
 また、感染予防としてはマスクをつけたり、手洗いなどが一般的ですが、それをできない知的障害者の利用の仕方が課題になっています。
 もともと、一人の利用者が複数のサービス事業所を利用するのは、1事業所だけで受け入れることが困難ということで行われてきた利用の仕方でした。今後のサービス提供に課題が残るかもしれません。

■「濃厚接触者」になったら
 ヘルパー事業所やデイサービス事業所は、利用者が「濃厚接触者」になったらヘルパー派遣や利用を取りやめるという内規を決めておられる所もあります。これでは、常時介護を必要とする障害者にとって、生命の維持すら難しくなっていきます。今でも、高齢者施設や障害者施設でクラスターが各地で発生していますが、感染症指定医療機関への入院が進まない現状を見たときに、ひとり暮らしや家族と暮らしている障害者や高齢者の医療や介護が保証されていくのか甚だ疑問に感じます。いろんな不安を訴えておられる。

■福祉サービスの自粛は、いつまで続くのか。
 感染予防で福祉サービスの利用を控えておられる方たちは、今後の利用についていつまで自粛すればよいのかという不安があります。

■危機感を共有できない人たちの福祉サービスについて
 緊急事態宣言の発出で外出自粛が求められてきました。現在は、宣言が解除されましたが感染の危険性がなくなったわけではありません。感染していても症状が出ない方もおられる中で、利用者もサービス提供する側もいかに「感染しない」「感染させない」という対応がお互いにできるかという課題があります。それができなければ、サービス提供を断られることが今後もでてくると思われます。

■もともと人工呼吸器を必要とする人たちの医療機器の確保。
 今回のことで人工呼吸器装着者が必要とするマスクや手指消毒剤や使い捨て手袋などが必要なのになかなか手に入らない実情がありました。またコロナウイルスの感染者の重症化に伴い気管切開による気管カニューレを必要とする人たちが増えていることによって気管カニューレの製造が間に合わなくなっています。
 このためにもともと気管カニューレを必要とする人たちが手に入らない状況の打開が求められています。



B障害者の自立生活で今後、懸念される事項
 ここ数年、福祉サービス従事者の人手不足が起きていましたが、今回の新型コロナウイルスも問題はより一層そのことが顕著になり始めています。全国的には、感染を恐れてサービス従事者が辞職されたり、デイサービス事業所や居宅サービス事業所の休業が始まっています。
 現場では、感染予防の観点から利用者を減らすなどの対策が取られていますが、そのことによって採算が取れなくなるともいわれています。
 世界的なパンデミックが起きた国では、人工呼吸器の取り合いが起こり、若者を優先的に回され、高齢者は後回しにされたり、そのまま亡くなっていくことが報じられています。障害者運動は優生思想との闘いを掲げてきたが、パンデミックは、命の優劣をつけられることになりました。
 福祉サービス提供事業所の縮小や撤退と福祉サービス従事者の減少は、選ばれた障害者だけが福祉サービスを受けて生活できるようになるのではないだろうか。また、家族介護に戻され、子殺しや親子心中が増えていくことにならないだろうか。

■障害者の新しい自立生活のあり方を模索する必要性。
 これまで、感染症は100年に1度といわれてきましたが、2000年に入りSARSやMERS、そして今回の新型コロナウイルスが起きています。今新しい生活様式が求められていますが、障害者の新しい自立生活のあり方・介護のあり方を模索していく必要性を考えていくことなのかもしれません。


平井誠一
posted by りーぶる at 10:53| Comment(0) | ゆめ風ネット富山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする