副題 -ともに学び、ともに生きる教育の実践-
ねらい: 障害者権利条約が批准され、障害者差別解消法も施行されるなか、障害の有無にかかわらず誰もが望めば、合理的な配慮のもと地域の普通学級で学ぶことができるという考え方で文科省は施策を進めており、普通学級に在籍する障害のある子どもがいる。
一見インクルーシブ教育が進んでいるように思えるけれども、「勉強についていけないから」「障害があるから」「他の生徒とコミュニケーションが取るのが難しいから」等の理由で分けた場での教育の対象となる子どもたちもいる。障害のある子どもとない子どもが分けられて、ともに学習したり交流したりする機会が減っている。また学力差によって普通学級にいる障害のある子が居場所を失うケースもある。
実際問題、インクルーシブ教育の実現は容易いものではないけれども、ゆくゆくはどの子どもも卒業して社会に出ていかなければならないし、社会にいろいろな人がいるのであれば、教育現場も社会の縮図として位置付けていくべきではないだろうか。改めて『障害のある子どもとない子どもがともに育って地域に根ざしていく』ことに関して考えていき、インクルーシブ教育の推進につなげていきたい。
年月日:2019年6月2日(日)
場 所:サンシップとやま 6月2日(日)研修室601
時 間:午後13時30分〜16時(13時受付)
主 催:自立生活支援センター富山
参加費無料
プログラム
13:00〜 受付
13:30〜 開始
開会の挨拶
13:35〜14:35 基調講演/徳田さん
14:35〜14:45 休憩
14:45〜シンポジウム/村上先生、名原さん、浅木さん、八島さん
15:35〜質疑応答
16:00〜閉会
内 容
第一部:基調講演「障害のある子とない子が地域の学校でともに学ぶことを目指す活動を通して」−石川県での実践から−
講師:徳田茂さん(白山・野々市つながりの会代表)
プロフィール
1947年 現在の金沢市で生まれる
1970年 金沢大学文学部卒業(心理学専攻)
1974年 仲間の人たちと障害児通園施設ひまわり教室をつくる
(2011年まで代表)
1978年 仲間の人たちと「松任・石川つながりの会(現在の白山・野々市つながりの会)」をつくる
現在 白山・野々市つながりの会代表
障害児を普通学校へ・全国連絡会運営委員
第二部:パネルディスカッション
「ともに学び合うインクルーシブ教育とは」
コーディネーター:平井誠一さん(自立生活支援センター富山)
パネリスト:村上満先生(富山国際大学子ども育成学部・教授)
名原晶子さん(当事者家族)
浅木裕美さん(自立生活支援センター富山)
八島梨花さん(自立生活支援センター富山)
事前申し込み:名前、所属、連絡先
申し込み方法:FAX、メール、電話等
宛先:自立生活支援センター富山