私は、電動車椅子で乗車して富山駅前電停で下車しましたが、電停の高さが以前のままでした。運転手さんが二人で降ろして下さったのですが、怖かったです。私の電動車椅子は約40kgです。最近の電動車椅子は100kgを超えるものも多くあります。重さは電動車椅子と私の体重を合わせると100kgは超えます。そもそもそれを運転手さんが二人で持ち上げて降ろすとか、乗せるということ自体大変なことだと思います。
昨日、何が怖かったかといえば、前向きに降ろされて運転手さんが途中で力尽きて45度に傾き、乗っている私が前に転がって落ちそうになり、力を振り絞ってなんとか転がり落ちないように持ちこたえました。
電動車椅子は、私たちの足です。いまや電動車椅子があることによってかなりの移動は障害者1人でも出来るようになりました。LRTのいいところは、低床で高齢者や障害者、こども、ヘビーカーなどが利用しやすいようになることだと思います。
既存の電停は、私たちがずっと指摘してきたように安全性や安心できるものとは言い難いです。初めて一緒に乗った車椅子利用者は「怖かった」といっていました。既存電停で電車を待っていると電車との間が10pぐらいだろうか。アテトーゼのある障害者だと電車と接触するかもしれません。それでも、スロープやかさ上げがされていないよりもされている方が選択肢としてはましだと思います。
富山駅前電停は、富山の玄関口ですが、その玄関口がきちっと整っていないことは、イメージ的にもわるいと思います。富山市民だけで乗降車を増やすには限界があるように思います。県外からきた人たちも気持ちよく利用できるものになることが必要ではないだろうか。